scノット デメリット
SCノット(Shore Cast Knot)は、高い強度とスリムな結び目が特徴ですが、以下のようなデメリットがあります。
- 摩擦熱でラインを痛めやすい
PEラインをリーダーに巻き付けた後、一気に締め込む構造のため、締め込み時に強い摩擦熱が発生します。湿らせるなどの対策を怠ると、PEラインの強度が極端に低下し、そこから高切れする原因になります。 - 「正しく結べているか」の判断が難しい
見た目上は綺麗に結べているように見えても、内部でPEが重なっていたり、締め込みが不十分だったりすることがあります。FGノットに比べて、目視での完成度チェックがしにくいノットです。 - 手が痛くなる
指にPEラインを巻き付けて締め込む必要があるため、グローブをしていない場合や、太いラインを使用している場合は、指にラインが食い込んで痛みを感じることがあります。 - 締め込みの加減が難しい(すっぽ抜けのリスク)
「巻き」と「締め」のバランスが重要です。締め込みが甘いと、キャスト時や魚が掛かった瞬間にリーダーがスルスルと抜けてしまうことがあります。FGノットのように編み込んでいないため、摩擦の維持を締め込みの強さだけに依存しています。
細糸の場合は特にすっぽ抜けやすいので、早くてSCノットと同じ強度ですっぽ抜けない「EasyFishingノットver2」もおすすめです。
SCノットカラビナ
SCノットでカラビナを「重り」として使い、振り子の原理で高速に巻き付ける手法は、現場での結束時間を劇的に短縮できる非常に効率的なテクニックです。
カラビナを使うと強度30%低下
カラビナを使用して巻き付けると、20~30%強度が低下していることが判りました。
時合で急いでいる場合を除き、面倒でも手で巻き付けるのが良いと思います。
太いリーダーの場合はカラビナが無くても早く巻き付ける事も可能です。
カラビナの使い方
いわゆる「最速SCノット」と呼ばれるやり方で、以下のような手順とメリットがあります。
1. カラビナを使った高速巻きの手順
- PEを通す: PEラインをカラビナのゲートに通し、カラビナがPEの先にぶら下がっている状態にします。
- リーダーを張る: リーダーを一直線にピンと張ります。
- 振り子で回転させる: リーダーに対してPEラインを添え、カラビナの重さを利用してリーダーの周りをグルグルと円を描くように高速回転させます。
- 自動で巻き付く: 遠心力によって、ものの数秒で20回程度の巻き付けが完了します。
2. この手法のメリット
- 圧倒的なスピード: 手で1回ずつ巻き付けるのに比べて、数倍の速さで工程が終わります。
- 均一なテンション: カラビナの自重によって常に一定の力がかかるため、巻きの密度が均一になり、手で巻くよりも結び目が綺麗に仕上がります。
3. 注意点
- リーダーを強く張る: リーダーが弛んでいると、PEが綺麗に巻き付かず重なってしまいます。
- 周囲への注意: カラビナを高速で振り回すため、ロッドの穂先や自分の指、周囲の人にぶつからないようスペースを確保する必要があります。
- 摩擦熱: 高速で巻いた後、締め込む際は必ず水や唾液でラインを濡らしてください。カラビナを使うと強い力がかかるため、乾いたままだと摩擦熱でPEが即座に劣化します。
この「カラビナ回転法」をマスターすれば、SCノットの強みを維持したまま、FGノットなどよりも遥かに早くリーダーを結束することが可能になります。
