釣りのリーダーとは?つける意味

釣りリーダーとは、道糸とルアーの間に結ぶラインのことです。別名ショックリーダーとも呼ばれます。
釣りリーダーはいらないという状況もありますが、以下の役割があるので必要な場合が多くあります。
- ラインブレイクを防ぐ
釣りでは人が狙っていないポイントを狙うと魚が釣れやすいので飛距離が正義になる場合もあります。
ただし道糸を細くして飛距離を出す場合は根ずれなどに弱くラインブレイクが多くなります。
道糸に太いリーダーを付けると強度が高いので、根ズレや魚とのやり取りによるラインブレイクを防ぎます。
- 魚に違和感を与えない
リーダーは、PEの道糸よりも透明度があります。そのため、魚に違和感を与えずにルアーに食いつかせることができます。
暗い場合の釣りはリーダーなしの直結でも釣れますが、明るい時間はリーダーがないと釣果が激減します。
- フックなどにPEラインが絡まないようになる
PE直結でジャークなどを多用するとルアーがPEに絡まりやすくなります。
フックやリングにPEラインが絡んだ場合は解くのが難しくなります。
エギングやジギングにはPE直結ではなくショックリーダーを付けた方がトラブルが減ります。
- 結び目の強度を上げる
フロロカーボンやナイロンの場合は結び目の強度は高いですが、PEを直結した場合はショックに弱くなるので約半分の強度になり切れやすくなります。
半分の強度という事はPEラインを太くするか、ドラグを弱くする必要があります。
PEラインを太くすると飛距離が犠牲になり、ドラグを弱くする場合は周りに人がいない場合で根も無い場所なら可能です。
また青物や大型の魚は暴れる力が強いので、結束部分に何度も衝撃が加わり少しずつ滑って解けてくる場合があります。
釣りショックリーダーの種類
釣りショックリーダーには、ナイロン、フロロカーボンなど様々な素材のものがあります。それぞれの特徴は以下の通りです。
- ナイロン
ナイロンは、最も一般的な釣りショックリーダーの素材です。比較的安価で、強度と柔軟性に優れています。
水の浸透による劣化があるのでこまめに交換が必要です。
- フロロカーボン
フロロカーボンは、ナイロンよりも高価ですが、強度と透明度が優れています。根ズレや魚との摩擦に強いので、磯釣りやバス釣りなどにおすすめです。
釣りショックリーダーの長さ・太さ
釣りのショックリーダーは長いほど根ずれやシーバスなどの魚からの見切られにくい安心感がありますが、ロッドガイドにノット部分が入るとライントラブルになる可能性が高くなるので、キャストする際にノットを巻き込まない長さがおすすめです。
太さは道糸よりも強度がある場合は根掛かりした際にノット部分から切れるので、ショックリーダーを水中に残してしまうデメリットとまたショックリーダーを結ばなくてはいけないデメリットがあります。
慣れるまでは道糸の強度よりも低いショックリーダーを付けるのがおすすめです。
メーカーや結び方で異なりますが、例えばPE1号の場合10lbなのでフロロリーダーは8lbの2号が根掛かりした際にショックリーダーが切れずに残る可能性が高いので結びなおす手間が無くなります。
根掛かりしない釣りの場合はリーダーを太くすると魚の口で切られる可能性が減ります。
ナイロン/フロロ | PE | |
0.3号 | 1.2lb | 3lb |
0.5号 | 2lb | 5lb |
0.8号 | 3.2lb | 8lb |
1号 | 4lb | 10lb |
1.5号 | 6lb | 15lb |
2号 | 8lb | 20lb |
3号 | 12lb | 30lb |
4号 | 16lb | 40lb |
5号 | 20lb | 50lb |
6号 | 24lb | 60lb |
7号 | 28lb | 70lb |
8号 | 32lb | 80lb |
9号 | 36lb | 90lb |
10号 | 40lb | 100lb |
最強におすすめのPEラインとショックリーダーの結び方
ショックリーダーとPEラインを結ぶには、さまざまな結び方があります。
簡単なショックリーダーの結び方もありますが、強度が低いものもあるので注意が必要です。
PEラインにショックリーダーを結ぶ場合は摩擦系のノットが80%以上の強度が出るので最強でおすすめです。
摩擦系はFGノットやSCノットがおすすめですが、慣れるまでに時間がかかります。
また摩擦系ノットは締め込みが甘い場合はすっぽ抜けの原因になるので、慣れないうちは高いルアーを利用しない方が良いでしょう。
私的にはSCノットが簡単で強いのでおすすめです。
- FGノット
- SCノット
SCノットは簡単ですが、逆から結ぶとさらに早く結ぶことができます。
この結び方なら時間がない時でも早く結べて最強なのでおすすめです。
SCノットで強度を出すには通常20回位巻き付けが必要ですが、4号以下の細いリーダーを付ける場合は、30回位巻き付けた方がすっぽ抜けしにくくなります。

編み込み部分は均一に色が変わるまで締め込みます。
色が均一に変わらない場合はすっぽ抜けの原因になります。
ショックリーダーを結ぶのが難しければノットアシスト
ショックリーダーを結ぶ際に難しさを感じる方々にとって、ショックリーダーはいらないとPE直結で釣りする人がいるのも理由ですが、ノットが簡単に結べるノットアシストは非常に便利なツールです。特にFGノットなどの複雑な結び方を必要とする場合、ノットアシストを使用することで、初心者や女性、子供でも簡単に強固な結び目を作ることができます。
ノットアシストの特徴と利点
- 使いやすさ: 電動のノットアシストツールは、FGノットをより簡単かつ迅速に結ぶことができ、初心者にも強度の高い結び目を保証します。
- 商品情報: Amazonなどのオンラインショップでは、PEラインとショックリーダー用の強固なFGノットを簡単に結べるアシストツールが販売されています。これにより、難しいFGノットを簡単に結ぶことができるため、初心者や女性、子供にも便利です。
ノットアシストの選び方
- 価格と品質: 他のメーカーの製品よりも手頃な価格で購入できるモデルもありますが、品質や使い勝手を考慮して選ぶことが重要です。
- 結び目の強度: 現場で再結びしたFGノットは、手が冷えているときなどに注意してもリーダーが滑り出すことが多く、強度が弱いという問題がありました。
ショックリーダーの取り付けが難しい場合、ノットアシストの使用は非常に有効です。適切なツールを選ぶことで、釣りの効率と楽しさを大きく向上させることができます。ぜひ、自分に合ったノットアシストを見つけて、釣りのスキルアップを目指しましょう!