実は「メタルジグのただ巻き」と「ミノーのただ巻き」って、アクション(泳ぎ方)や魚へのアピールの仕方がまったく違うので、同じ感覚で巻いても釣れないことがよくあります👇
🪙 メタルジグのただ巻きが釣れない主な理由
① アクションが弱く、目立ちにくい
ミノーはただ巻くだけでテールを振って強いウォブリング・ローリングをしますが、
メタルジグは棒状なので、ただ巻きでは「ヒラヒラ」程度の動きしか出ず、アピール力が弱めです。
👉 特に潮が緩い時・魚の活性が低い時は、魚に気づいてもらえずスルーされやすいです。
② 巻き速度・レンジが合っていない
メタルジグは重いので、少しでも巻きが遅いとすぐ沈み過ぎることがあります。
逆に速すぎると魚が追いつけないことも。
👉 表層狙いなら速め、中層・ボトム狙いなら適度な沈下時間+中速〜やや速めが◎
③ ストップ&ゴー・ジャークが必要な場面が多い
ジグは「ただ巻きオンリー」で食わせるよりも、
・ストップ&ゴー(止めて沈める)
・ジャーク(しゃくり)→フォール(落とす)
といった「変化」をつけた方が魚の反応が格段に上がります。
👉 青物・シーバス・ヒラメは、フォール中に食ってくることも多いです。
🐟 ミノーのただ巻きで釣れない主な原因と対策
「ミノー=ただ巻きで釣れる」というイメージは強いですが、実はミノーのただ巻きでも釣れないことはよくあります。
原因はいくつかあり、ちょっとした調整で一気に釣果が変わることもあります👇
① 🎯 レンジ(泳層)が合っていない
魚がいる層とミノーの泳ぐ層がズレていると、どんなに綺麗に泳いでも釣れません。
- 表層用のフローティングミノーを使っているのに、魚はボトム(底)付近にいる
- ディープダイバーを使っているのに、魚は表層でナブラを追っている
👉 対策
- 魚がどこにいるかを意識して、フローティング/シンキング/サスペンドやリップの長さを使い分ける
- 表層〜中層〜ボトムを順に探っていくのも◎
② 🚶♂️ 巻き速度が合っていない
ミノーは巻き速度でアクションが変わります。
- 遅すぎると泳ぎが弱くなって気づかれにくい
- 速すぎると破綻して不自然になったり、魚が追いつけない
👉 対策
- 1秒に1〜2回転が基準
- 時々巻き速度を変える、止めるなどで「変化」をつけると反応が出やすくなります
③ 🌊 潮や波の影響でアクションが死んでいる
特に風が強い日や流れのない場所では、ミノーのウォブリング・ローリングが弱くなることがあります。
👉 対策
- 潮の流れがある場所に立つ・移動する
- 少し重めのミノー(シンキング)やリップ形状の違うものを使う
- 風裏や流れの効いている筋を通す
④ 🌀 ただ巻きだけでは見切られている
魚がスレている(警戒している)場所では、ミノーの綺麗なただ巻きでも「見切られて」口を使わないことがあります。
👉 対策
- ただ巻き+トゥイッチ(軽く竿をチョンと動かす)
- **ストップ&ゴー(巻いて止める)**を加える
- 小さな変化を入れるだけでも魚のスイッチが入りやすくなります
⑤ 🌞 タイミング・魚の活性が悪い
夜明け・夕まずめなど魚の活性が高い時間帯を外すと、いくら巻いても反応がないことがあります。
👉 対策
- まずめ(朝夕)や潮止まりの前後を狙う
- 活性が低いときはシンキングペンシルやワームに切り替えるのも手
✅ まとめ:ミノーただ巻きが釣れないときのチェックリスト
チェック項目 | OK? |
---|---|
狙うレンジは魚と合っているか? | ☐ |
巻き速度は速すぎ/遅すぎないか? | ☐ |
流れ・風は適度にあるか? | ☐ |
アクションに変化をつけているか? | ☐ |
時間帯・魚の活性は良いか? | ☐ |