ウマヅラハギ（馬面剥／ウマヅラ）は、堤防や船釣りで人気のターゲットです。見た目は細長く馬のような顔立ちで、引きも楽しめ、食味も抜群（特に肝！）です。
以下に、ウマヅラハギの釣り方を【堤防】と【船】に分けて詳しく説明します👇
🪝 【1】陸っぱり（堤防）からのウマヅラハギ釣り
🎣 仕掛け
- 竿：2.7〜4.0m前後の投げ竿・万能竿・サビキ竿など
- リール：小型スピニング（2000〜3000番）
- 道糸：ナイロン3〜5号 or PE1〜2号
- ハリス：2〜3号
- 針：カワハギ針 4〜6号（ウマヅラは口が小さいので小さめが◎）
- オモリ：5〜15号程度（潮流・水深で調整）
- 仕掛け：胴付き仕掛け（2〜3本針） or カワハギ仕掛け
🦐 エサ
- アサリの剥き身（定番）
- オキアミ（手軽）
- スナイソメ・パワーイソメ（エサ取り対策）
- イカの短冊（タフで長持ち）
👉 エサは小さく丁寧に針付け。先だけちょん掛けではすぐ取られます。しっかり針先を隠すと◎
🗓 時期・時間帯
- ベストシーズン：春（5〜6月）。水温が20℃前後になる頃が狙い目
- 時間帯：朝が最も食いが立ちやすい
🪄 釣り方のコツ
- 仕掛けを底まで落とす
- 少しだけ底から浮かせ（5〜30cm）、誘いを入れる（チョンチョンと軽く竿先を動かす）
- ウマヅラは餌をかじるように食べるため、アタリは「モゾモゾ」「コツッ」と繊細
- すぐ合わせず、少し重みが乗ってから軽く聞き合わせるのがコツ
👉 ウマヅラは「エサ取り名人」。アタリを感じられる細身の穂先竿だと有利です。
🚤 【2】船からのウマヅラハギ釣り
船釣りでは、カワハギ釣りとほぼ同じ要領で狙えますが、外道として混じることも多い魚です。
タックル
- 竿：カワハギ専用竿（1.5〜2.0m）、感度重視
- リール：小型両軸リール
- 道糸：PE0.8〜1.5号
- 仕掛け：カワハギ用胴付き or 3本針仕掛け
- オモリ：25〜40号（地域・船宿指定に従う）
釣り方
- 仕掛けを底まで落とし、軽く誘ってからテンションを保ち、モゾモゾしたら聞き合わせ→掛ける
- 誘い→止め→食わせ→聞き合わせが基本リズム
- 仕掛けはこまめに上げてエサチェック。何も残っていなければウマヅラの犯行です😅
📝 追加のヒント
- ウマヅラは群れで回遊することが多く、1匹釣れたら連発のチャンス！手返し良く投入しましょう
- 潮通しの良い堤防・漁港の角・テトラの際などが好ポイント
- 食べる時は、肝をたっぷり溜めている秋が特に美味。肝和えや刺身が絶品です。
ウマヅラハギ 仕掛け
ウマヅラハギ（ウマズラハギ）の仕掛けは、基本的に「カワハギ仕掛け」とほぼ同じで、繊細なアタリを取れること・餌を取られにくいこと・底を丁寧に探れることがポイントです。
以下に代表的な仕掛けをわかりやすく紹介します👇
🪝 【1】胴付き仕掛け（堤防・船 共通）
ウマヅラハギ狙いで最もオーソドックスな仕掛けです。
道糸
│
├─ ハリス 10〜15cm（2〜3本）→ カワハギ針4〜6号
│ └── アサリ・オキアミなどを小さく付ける
│
└─ オモリ（5〜30号／水深・潮で調整）
推奨スペック
- 道糸：ナイロン3〜5号、PE1〜1.5号
- ハリス：2〜3号（細めが食いがいい）
- 針：カワハギ針・袖針 4〜6号
- オモリ：堤防なら5〜15号／船なら25〜40号が目安
👉 仕掛けは市販の「カワハギ胴付き仕掛け」でOK。針数2〜3本が扱いやすくおすすめです。
🪄 【2】吹き流し仕掛け（船釣りで有効）
潮が速い・広範囲を探りたい時に有効。胴付きよりエサがナチュラルに漂うので、喰いが渋い時に強いです。
道糸
│
├── ハリス 50〜80cm（針1〜2本）
│ └─ カワハギ針4〜5号
│
└── オモリ（25〜40号）
👉 底から少し浮かせて漂わせることで、上層に浮いたウマヅラも狙えます。
🎣 【3】針・エサの付け方のコツ
- 針先をしっかり隠す
- エサは「小さく」「丸める」ように付けると、吸い込みがよくなり、餌取りに強いです。
- アサリは塩締めして身を引き締めると長持ちします。
- イカ短冊・イソメも有効（エサ持ち◎）。
ウマヅラハギ 仕掛け 自作
ウマヅラハギ用の基本的な胴突き仕掛けの自作方法をご紹介します。
ウマヅラハギ仕掛け 自作のメリット
- コスト削減: 市販品より安価に作れることが多い。
- カスタマイズ性: 釣りの状況（水深、潮の流れ、活性など）に合わせて、針の大きさ、ハリスの長さ、飾りなどを自由に変更できます。
- 愛着が湧く: 自分で作った仕掛けで釣れると喜びもひとしおです。
- トラブル対応力: 自分で構造を理解しているため、現場での仕掛けトラブルにも対応しやすくなります。
準備するもの（材料と道具）
材料
- 幹糸（みきいと）: フロロカーボンライン 3号〜5号（長さ：1.5m〜2m程度）
- ポイント: 潮の流れや水深に応じて太さを調整。少し太めの方がトラブルが少ないです。
- ハリス（はりす）: フロロカーボンライン 1.5号〜3号（長さ：各10cm〜20cm程度）
- ポイント: 幹糸より細くすることで、根掛かり時にハリス切れしやすくなり、幹糸を守ります。
- 針（はり）: ウマヅラハギ専用針、または丸セイゴ針、狐針、チヌ針の小サイズ（3号〜6号程度）
- ポイント: ウマヅラハギは口が小さく、エサ取りが上手なので、小さくて鋭利な針を選びましょう。軸の短いものが良いです。
- サルカン:
- 三又サルカン または 親子サルカン: 針数分（例: 2本針なら2個）
- インターロックスナップ付きサルカン: 仕掛けの上部と下部用（各1個）
- オモリ: 5号〜30号程度（水深や潮の流れに合わせて準備）
- ポイント: 状況によって重さを変えられるよう、いくつか用意しておくと良いです。
- 飾り（集魚効果）:
- 夜光玉、蓄光ビーズ（2mm〜4mm程度）
- カラフルなビーズ
- ケイムラパイプ、ケイムラシート
- 短冊状に切ったビニール片（市販のサビキのスキンでもOK）
- ポイント: ウマヅラハギは光り物やヒラヒラする物に興味を示します。
道具
- ハサミ
- プライヤー（ラインを結ぶ際にあると便利）
- メジャーまたは定規
- ライター（結び目の焼きコブ作りに使う場合）
ウマヅラハギ胴突き仕掛け 自作手順
基本的な2本針の胴突き仕掛けを例に説明します。
- 幹糸をカットする
- まず、幹糸となるフロロカーボンラインを1.5m〜2m程度の長さにカットします。
- 上部のサルカンを取り付ける
- カットした幹糸の一方の端に、道糸と接続するためのインターロックスナップ付きサルカンを「電車結び」や「クリンチノット（外掛け結び）」などでしっかり結びます。
- 針を取り付ける位置を決める
- 上部のサルカンから30cm〜50cm下あたりに1つ目の針を取り付ける位置を決めます。
- そこからさらに30cm〜50cm下あたりに2つ目の針を取り付ける位置を決めます。
- ポイント: 針と針の間隔は、仕掛けが絡みにくいよう、ある程度開けるのがコツです。
- 三又サルカン（または親子サルカン）を結びつける
- 決めた位置に、三又サルカン（または親子サルカン）の幹糸を通す部分を「ユニノット（完全結び）」や「電車結び」などでしっかりと結びつけます。結び方は、サルカンが幹糸上でズレ動かないようにしっかりと固定できるものが良いです。
- 親子サルカンの場合: 幹糸に「ユニノット」で結び、小枝の部分にハリスを結びつけます。
- 直接枝スを出す場合: 幹糸に「外掛け結び」でチチワを作り、そこにハリスを結ぶ方法もありますが、初心者には三又サルカンの方が簡単で絡みにくいでしょう。
- ハリスを結び、針を取り付ける
- 三又サルカンの枝部分に、ハリス（10cm〜20cmにカットしたもの）を「ユニノット」などで結びつけます。
- ハリスのもう一方の端に、ウマヅラハギ用の針を「クリンチノット」などでしっかりと結びつけます。
- この工程を、全ての三又サルカンに対して繰り返します。
- 飾りを取り付ける
- ハリスと針を結んだら、針の上（ハリス部分）に夜光玉やビーズなどを通して飾り付けをします。
- または、針の結び目に短冊状のビニールやケイムラシートを添えて結びつけます。
- ポイント: 飾りはなくても釣れますが、集魚効果を高めるためにぜひ付けてみましょう。
- 下部のサルカンを取り付ける
- 全ての針と飾りをつけ終えたら、幹糸のもう一方の端（一番下の針より20cm〜30cm下）に、オモリを取り付けるためのインターロックスナップ付きサルカンを結びます。
- 最終チェック
- 全ての結び目がしっかりと締まっているか確認します。
- 針が鋭利であるか、ハリスや幹糸に傷がないかを確認します。
これで、ウマヅラハギ用の胴突き仕掛けの完成です！
ワンポイントアドバイス
- 結び方: 釣りの結び方はたくさんありますが、「クリンチノット（外掛け結び）」「ユニノット（完全結び）」「電車結び」の3つをマスターすれば、ほとんどの仕掛けが作れます。事前に練習しておきましょう。
- ハリスの長さ: ウマヅラハギは食い渋る時に、ハリスを長くすると食い込みが良くなることがあります。逆に潮が速い時や活性が高い時は短めでもOKです。
- 仕掛けの絡み防止: 幹糸とハリスの間に適度なテンションを保つことで絡みを減らせます。また、三又サルカンの使用も絡み防止に有効です。
- エサの付け方: オキアミなどを付ける際は、小さく針に刺し、針先を隠すようにします。ウマヅラハギはエサ取り名人なので、エサ持ちが良く、針掛かりしやすいように工夫が必要です。
自作の仕掛けで大物を釣り上げる喜びは格別です。ぜひ、自分だけのオリジナル仕掛けでウマヅラハギ釣りを楽しんでくださいね！
ウマヅラハギ ロッド代用
ウマヅラハギ釣りは、その繊細なアタリを取るために感度の高い専用ロッドが理想とされますが、お手持ちの竿や他の釣りに使う竿で代用することも十分に可能です。
ウマヅラハギ釣りのロッドに求められる主な要素は以下の通りです。
- 穂先の感度（アタリの取りやすさ）: 最も重要。ウマヅラハギはエサを啄むような繊細なアタリが多い。
- 操作性: 小刻みに誘ったり、シェイクしたりするため、取り回しの良い長さと軽さ。
- バットパワー: 時に大型のウマヅラハギや他の魚が掛かることもあり、ある程度のパワーも必要。
これらの要素を踏まえると、以下のロッドが代用として考えられます。
代用としておすすめの竿（感度が高く、流用しやすい）
- カワハギ竿 (Kawahagi Rod)
- 最も適した代用品です。 ほぼ同じ釣り方、同じターゲットを狙う竿なので、穂先の感度、操作性、バットパワーともに最適です。もしお持ちであれば、これで決まりです。
- マルイカ・ケンサキイカ竿 (Maruika / Kensaki Ika Rod)
- 非常に繊細なイカのアタリを取るための竿なので、穂先の感度が抜群です。操作性も良く、ウマヅラハギ釣りに非常に適しています。
- 一つテンヤ竿 (Hitotsu Tenya Rod)
- 真鯛の繊細なアタリを取るために穂先が柔らかく、感度が高いものが多いため、これも良い代用品となります。ある程度のパワーもあるため、不意の大物にも対応しやすいでしょう。
- ライトゲームロッド (Light Game Rod – アジング・メバリングロッド)
- ソリッドティップのアジング・メバリングロッドは、その感度の高さからウマヅラハギの繊細なアタリを取るのに非常に有効です。
- 注意点: 船からの釣りの場合、長さが短すぎる（〜7ft台）と仕掛けの操作や取り込みがしにくいことがあります。8ft台以上の少し長めのモデルや、船用のライトゲームロッドであれば使いやすいです。また、バットパワーが弱すぎるULクラスだと、大型が掛かった際に不安が残るかもしれません。
- タイラバロッド (Tai Rubber Rod)
- 真鯛のアタリを弾かずに乗せるために、穂先が柔らかく、感度の良いモデルが多いです。バットパワーもあるため、安心して使えます。ただし、ライトゲームロッドほどではないにしても、やや短めのモデルが多いかもしれません。
その他の代用が可能な竿（条件付き）
- エギングロッド (Eging Rod)
- 2.4m（8ft）〜2.7m（9ft）程度の長さが多く、操作性は良いですが、やや穂先が硬めに感じるかもしれません。ML〜Mクラスよりは、Lクラスやソリッドティップモデルの方が向いています。
- 船サビキ竿 (Boat Sabiki Rod)
- アジやイサキ用のサビキ竿は、コマセを振るための操作性や、多点掛けに耐える粘り強さがありますが、ウマヅラハギの繊細なアタリを取るには穂先の感度が不足している場合があります。比較的安価で手に入りやすいので、まずはこれで試してみるのも良いでしょう。
- バスロッド (Bass Rod – スピニングのUL〜Lクラス)
- ライトなルアーを扱うための感度があり、使える可能性はあります。ただし、長さが短すぎる場合が多く、船釣りだと扱いにくいかもしれません。
代用する際のポイント
- 穂先の柔らかさ・感度を最優先: これがウマヅラハギ釣りで最も重要な要素です。
- 竿の長さ:
- 船釣り: 1.8m〜2.7m程度が扱いやすいでしょう。長すぎると取り回しが悪く、短すぎると仕掛けの操作がしにくくなります。
- 堤防・岸壁: 2.4m〜3.0m程度で、足元から水面までの距離や、仕掛けの投入範囲を考慮して選びましょう。
- リールとライン: PEライン0.8号〜1.5号程度にフロロカーボンリーダーを組み合わせるのが一般的です。リールは小型のスピニングリール（2000番〜3000番）や小型ベイトリールが適切です。
- 仕掛け: ロッドだけでなく、市販のウマヅラハギ専用仕掛けや、針数を絞ったシンプルな胴突き仕掛け、カットウ仕掛けなど、状況に合わせた仕掛け選びも重要です。
まずは、お手持ちの竿の中で、上記に挙げた「穂先の感度が高い」と思われる竿から試してみてください。特にカワハギ竿やマルイカ竿、一つテンヤ竿、そして長めのライトゲームロッドがあれば、かなり快適にウマヅラハギ釣りが楽しめるはずです。
ウマヅラハギのウキ釣り
ウマヅラハギのウキ釣りは、繊細なアタリを取る面白さと、その独特の引きで人気の釣り方です。エサ取り名人として知られるウマヅラハギを釣るには、いくつかのコツがあります。
ウマヅラハギのウキ釣り：基本と攻略法
1. 最適な時期と場所
- 時期: 晩夏〜秋が最盛期ですが、水温が高いエリアでは冬場も釣れます。
- 場所: 堤防、防波堤、磯場など、比較的穏やかな湾内や内湾の浅〜中層（水深5m〜20m程度）にいることが多いです。特に、障害物周りや、潮通しが良い場所が狙い目。群れで回遊しているので、1匹釣れると連発することも。
2. タックル（道具）
- 竿（ロッド）:
- 磯竿 1.5号〜2号 4.5m〜5.3m: 穂先が柔らかく、繊細なアタリを取りやすいものが適しています。軽量で操作性の良いものが良いでしょう。
- アジングロッド、メバリングロッド（長めのもの）: 流用も可能。ライトタックルで楽しむならこれもアリです。
- リール:
- 小型スピニングリール 2000番〜2500番クラス: 細いラインを扱いやすく、軽量なものが良いでしょう。
- 道糸（メインライン）:
- ナイロン 2号〜3号: 比重があり潮に馴染みやすい。
- PEライン 0.6号〜1号: 感度が非常に高く、小さなアタリも伝わります。ただし、潮の影響を受けやすい点に注意。PEを使用する場合は、フロロカーボンのリーダー（1.5号〜2号）を1ヒロ（約1.5m）ほど結びます。
- ハリス（リーダー）:
- フロロカーボン 1.5号〜2号: 細くてしなやかなものが良いです。ウマヅラハギは警戒心が強く、太いハリスだと食いが落ちることがあります。
3. 仕掛け（ウキフカセ釣り）
一般的な遊動ウキ仕掛けが基本です。
- ウキ止め糸: 棚（タナ）の調整に必須。
- シモリ玉: ウキ止め糸がウキに食い込むのを防ぎます。
- 遊動ウキ:
- 棒ウキ（細身の円錐ウキ）: 感度が非常に高く、ウマヅラハギの繊細なアタリを捉えやすいです。自立タイプや非自立タイプがあります。
- 小型の円錐ウキ: 波風がある場合でも視認性が良く、オールマイティに使えます。
- B負荷〜2B負荷程度: 軽めの負荷で、できるだけ自然にエサを漂わせるようにします。
- からまん棒: 仕掛けが絡むのを防ぎます。
- サルカン（ヨリモドシ）: 道糸とハリスを接続。
- ガン玉（割ビシ）: 浮力調整用。ウキの浮力をギリギリまで相殺する程度の小さいもの（G3〜B程度）をハリスの上部、またはサルカンのすぐ上に打ちます。ウマヅラハギは吸い込む力が弱いため、抵抗が少ない方が食い込みが良いです。
- ハリス: フロロカーボン 1.5号〜2号を1m〜2m程度。
- 針:
- ウマヅラハギ専用針（ハゲ針） 4号〜6号: 口が小さく吸い込みが下手なので、小さくて軸が細く、掛かりの良い針を選びましょう。
- 袖針 3号〜5号: 一般的な渓流針も流用できます。
4. エサ
- 撒き餌（コマセ）:
- アミエビ、オキアミ（細かく砕く）: 集魚力が高い。
- 集魚剤（配合エサ）: パン粉や米ぬか、ハゲ専用の集魚剤などを混ぜて使用すると、より効果的です。
- ポイント: マキエはこまめに少量ずつ打ち、常にウマヅラハギを足元に寄せておく意識が大切です。
- 付けエサ:
- アミエビ（生・ボイル）: 万能エサ。頭を取り、小さく付けます。
- オキアミ（Lサイズ以下）: 小さくカットして使います。
- むきエビ: スーパーなどで売っている冷凍エビを解凍し、小さくカットして使います。アピール力があります。
- アサリの剥き身: ウマヅラハギの大好物。ただし、エサ持ちは良くないです。
- アオイソメ（細かくカット）: 青物などが混じる場合にも有効。
5. 釣り方（テクニック）
- 棚（タナ）の取り方:
- まずは底から少し上の棚（竿1本分くらい）からスタート。
- アタリがなければ、徐々に浅くしていくか、ウキ下の長さを変えながら探ります。
- ウマヅラハギは群れで回遊し、様々な層にいることがあるため、こまめな棚調整が釣果を分けます。
- コマセワーク:
- 付けエサとコマセが同調するように、コマセを打ちます。
- 狙うポイントに少量ずつ、こまめに投入するのが基本です。ウマヅラハギが浮いてくるようであれば、棚を浅くして、コマセも上の方に打つと良いでしょう。
- アタリの取り方:
- ウマヅラハギのアタリは非常に繊細です。ウキがわずかに「フワッ」と浮き上がったり、チョンチョンと押さえられたり、不自然な動きをしたらウマヅラハギのアタリの可能性が高いです。
- 完全にウキが沈むような派手なアタリは少ないので、集中してウキを見つめましょう。
- 合わせ（フッキング）:
- ウマヅラハギはエサを吸い込むのが下手なので、明確なアタリを待つとエサだけ取られてしまいます。
- わずかな変化を感じたら、竿先をゆっくり聞き上げるような「聞き合わせ」が効果的です。一気に強く合わせると、口切れしたり、エサだけ取られやすいです。
- 軽く竿を立てて、魚の重みが乗ったら巻き上げるイメージです。
6. 釣るためのコツ・ポイント
- 繊細なアタリを見逃さない: これが一番重要です。
- エサを小さく、針を小さく: 口の小ささに合わせるのが基本です。
- ハリスを細く: 警戒心を和らげます。
- コマセを切らさない: 群れを留めておくために重要です。
- 常に棚を探る: ウマヅラハギの泳層は変化しやすいので、固定観念を持たずに探りましょう。
- エサ取り名人を逆手に取る: エサ取りが多い＝魚がいる、とポジティブに捉え、より繊細なアプローチを試しましょう。
ウマヅラハギのウキ釣りは、最初はエサばかり取られてしまうかもしれませんが、一度コツを掴むと連発することもあり、ゲーム性の高い非常に楽しい釣りです。ぜひ挑戦してみてください！
📝 ちょっとしたポイント
- ウマヅラハギは エサ取り名人 なので、仕掛けはこまめに回収・チェック！
- 竿先感度の高い穂先で「モゾモゾ」を見逃さない
- 群れに当たれば連発するので、素早い手返しがカギ
