
キュウセン(正式名:キュウセンベラ)は、赤い鮮やかな体色と柔らかい白身が特徴の魚で、旬は**初夏〜秋(6〜10月頃)**です。小型でも身に甘みがあり、クセがないのでさまざまな料理に使えます。以下におすすめの食べ方を紹介します👇
🐟 1. 刺身(鮮度が高い場合)
- 特徴:ほんのり甘く、歯ごたえは柔らかめ。白身魚らしい上品な味。
- ポイント:
- 釣った直後に血抜き&氷締めしておくと身が締まり美味。
- 3枚おろしにして皮を引き、薄造りまたはそぎ切りに。
- ポン酢や塩+柑橘で食べると◎。
🍳 2. 塩焼き
- 特徴:シンプルにキュウセン本来の旨味を楽しめる定番の調理法。
- やり方:
- ウロコと内臓を取り、水気を拭いて塩を振る。
- 両面を中火でじっくり焼く(グリルや炭火もおすすめ)。
- 小ぶりな魚でも骨が柔らかいので丸ごと焼いてもOK。
🍲 3. 煮付け
- 特徴:身離れがよく、淡白な白身に甘辛いタレが染みる。
- やり方:
- 醤油・みりん・酒・砂糖・生姜で煮汁を作り、下処理した魚を落とし蓋をして煮る。
- 煮崩れしやすいので煮過ぎに注意。
🐠 4. 唐揚げ
- 特徴:小型のキュウセンにぴったり。骨ごと食べられ、外はカリッと中はふわふわ。
- やり方:
- 内臓・ウロコを取り、水気を拭いて下味(塩・酒・しょうが)を付ける。
- 片栗粉をまぶして中温(170〜180℃)でカラッと揚げる。
- 丸ごと揚げても、3枚おろしにして身だけでも◎
🥘 5. 天ぷら・フライ
- 特徴:クセがない白身なので衣料理と相性抜群。
- 天ぷら:軽い衣でふんわり仕上げ、塩や天つゆで。
- フライ:パン粉を付けて揚げ、タルタルソースやソースで。
🍜 6. 吸い物・潮汁
- 特徴:釣ったキュウセンを小型なら丸ごと使える上品な一品。
- やり方:
- 下処理後、昆布だしに酒と塩を加えて煮る。
- 仕上げに三つ葉や柚子皮を添えると香りが引き立つ。
⚠️ 下処理のポイント
- ウロコが細かく、しっかり取り除くのがコツ。
- 腹に砂を噛んでいることがあるので、内臓をしっかり出して腹をよく洗う。
- 鮮度が落ちるのが早い魚なので、釣ったらすぐに締めて冷やすのがおすすめ。
ベラ まずい
「ベラ(=キュウセンなどのベラ類)」は、釣り人の間でよく「まずい」「外道(狙いじゃない魚)」と言われがちですが、実は調理法と鮮度の扱い方次第でかなり美味しく食べられる魚です👇
まず、「まずい」と言われる主な理由を整理しましょう。
📝 ベラが「まずい」と言われる主な理由
1. 🧊 鮮度落ちが早い
- ベラは白身で水分が多く、傷みやすい魚です。
- 釣って放置すると、すぐに臭みや身の緩みが出て「水っぽくてまずい」と感じる原因になります。
👉 血抜き&氷締めをしっかりすることで、刺身でも美味に。
2. 🐟 独特のにおい・クセがある個体がいる
- 特に夏場の大型のベラは、磯臭さ(海藻っぽいにおい)があることがあります。
- また、雌雄や個体差でも風味が変わる魚です。
👉 クセがある場合は「唐揚げ」や「煮付け」でにおいを抑えると◎
3. 🍳 調理法が合っていない
- 水分が多い身を、何も工夫せずに焼いたり煮たりすると「ボソボソ・ベチャッ」とした食感になります。
👉 水気をしっかり拭く、塩を振ってしばらく置くなどの下ごしらえで改善できます。
4. 🐠 見た目で損している
- 派手な体色(特にオスのキュウセン)は敬遠されがちで、「観賞魚っぽい」「食べる気がしない」と言われることも💦
👉 実際は白身でクセがなく、料理次第で高級魚並みに化けます。
🍽 ベラを美味しく食べるコツ
調理法 | ポイント | おすすめ度 |
---|---|---|
刺身 | 釣ってすぐに締める・皮を引く・薄造り | ★★★(鮮度命) |
塩焼き | 水分を抜いてじっくり焼く | ★★★ |
唐揚げ | 小型を丸ごとカラッと揚げると絶品 | ★★★★★ |
天ぷら・フライ | ふわふわの白身で人気 | ★★★★☆ |
煮付け | 小型向き。煮崩れ注意 | ★★★ |
✅ まとめ
ベラは「まずい魚」ではなく、
👉 扱いが悪いと不味くなる魚
👉 正しく処理すれば美味しい魚 です。
特に唐揚げ・天ぷらは釣り人の間でも評判が良く、「外道と思ってたけど、食べてみたら旨い!」と見直す人が多いです😄